※下記の記事は2025年時点での記事になります。
こんにちは。フリーランスwebデザイナーのasaです。
私はフリーランスでクライアント様の大手ECモールの運用をしておりますが、個人事業主様や、ネットショップを始めたい方の中には、大手のECモールを作るほど資金がない、まずは無料から試してみたい!といった声が多く寄せられます。
今は無料でも始められるECサイト(ネットショップ)があるので、今回は無料で作れる有名なECサイト「BASE」と「STORES」の2社を徹底比較してみました。
どちらのショップの方が、ご自身のECサイト(ネットショップ)に適しているか比較検討してみてくださいね。
無料でネットショップを作りたい人におすすめ!BASEとSTORESの違いを徹底比較

結論から申しますと、ECサイトの規模の大きさ、デザイン性を重視しているのか、機能を重視しているのかで選ぶECサイトは変わってくるかと思います。
比較項目 | BASE | STORES |
---|---|---|
初期費用・月額費用 | 0円(完全無料) | 0円(フリープラン) |
販売手数料 | 決済手数料3,6%+40円。サービス手数料 : 3% | フリープラン:5.5%〜有料:3.6%〜 |
テンプレート | 無料+有料あり(デザイン豊富) | 無料のみ(シンプル系) |
カスタマイズ性 | 拡張アプリで柔軟に対応 | 標準機能内で完結 |
SEO・SNS連携 | Instagram・TikTok連携など | Instagram・Google連携など |
クーポン機能 | あり | あり(より細かく設定可) |
レビュー機能 | アプリで追加可能 | 標準装備 |
サポート体制 | メールサポート | チャット・メール対応 |
向いている人 | おしゃれに気軽に始めたい初心者 | 長期運用・本格販売したい人向け |
大手ECモールの楽天やyahooショッピングなどは、instagramのリンクを貼り付けることも申請があり厳しく、instagramの連携はできません。
BASEや、STORESはinstagram連携ができる点が大きなメリットだと思います◎
BASEとSTORESってどんなサービス?
どちらも初期費用・月額無料で始められる

- BASEとSTORESは、初期費用や月額費用ゼロでネットショップが開設できる。
- 無料プランでも商品の登録数に制限なし。
運営会社・サービスの信頼性と実績

BASEは上場企業であり、資金面や社会的信頼性が高い。
STORESはZホールディングス(旧Yahoo! JAPAN)傘下であり、技術力とサポート体制が安定。
どちらも10年以上の運営実績があり、セキュリティや決済インフラも万全。
項目 | BASE | STORES |
---|---|---|
運営会社名 | BASE株式会社(BASE, Inc.) | ヘイ株式会社(hey, Inc.) |
設立年 | 2012年12月 | 2012年3月 |
本社所在地 | 東京都港区 | 東京都渋谷区 |
提供開始年 | 2012年 | 2012年 |
累計ショップ開設数 | 200万ショップ以上(2024年時点) | 約150万ショップ以上(2024年時点) |
月間流通総額(GMV) | 数百億円規模 | 非公開(ただし成長中と報道多数) |
特徴 | 初心者向けに特化した直感的操作が魅力 | ビジネス拡張を意識した機能が豊富 |
上場有無 | 東証グロース上場(2020年10月) | 非上場(Zホールディングスと提携) |
導入実績のある業種 | ハンドメイド・アパレル・飲食など | 美容・雑貨・D2Cブランドなど幅広い |
評判・口コミ | おしゃれで簡単と初心者に好評 | 管理機能の充実度が中〜上級者に好評 |
料金・手数料の違いを比較
BASEとSTORESの料金と手数料の違いを無料プランで比較。
若干BASEの手数料の方が高いかもしれません。

BASEの料金プランと手数料

※商品が売れたとき、Pay IDアプリからの注文には、1注文あたり手数料(決済手数料3.6%+40円+サービス利用料5.9%)がかかります。BASEの手数料はかかりません。
※決済手数料について決済方法がAmazon Pay、PayPalの場合、決済手数料にシステム手数料相当額1%が加算されます。
- BASEは「完全無料」だが、商品が売れたとき、決済手数料+サービス利用料が発生。
- 手数料:決済手数料3,6%+40円。サービス手数料 : 3%が発生
- 売上が増えたらグロースプランへ変更。
STORESの料金プランと手数料

※フリープラン・ベーシックプランともに、次の決済手段をご利用の場合、決済手数料はそれぞれ6.5%または4.6%になります。
対象決済手段:PayPal、あと払い(ペイディ)、楽天ペイ、PayPay残高、Amazon Pay
※月払いを選択した場合のベーシックプランの月額費用は、税込3,480円/月になります。
- STORESは「フリープラン」「スタンダードプラン」の2種類。
- フリープランは無料だが手数料5.5%〜、有料プランは3.6%〜
コスト面で得するのはどっち?
- 販売量によって、どちらが有利かが変わる。
- 少量販売ならBASE、大量販売ならSTORES有料プランがお得。
デザインや使いやすさを比較!初心者にも優しいのは?


BASEもSTORESも利用してみた私の感想になりますが、デザインをしている私としては、BASEの方がデザイン性や自由度が高い印象です◎
BASE | STORES |
・おしゃれなテンプレートが多い ・無料テンプレートが全22種類 ・有料テンプレートも豊富 ・HTML編集も可能 | ・全て無料でテンプレート利用できる |
BASEとSTORESの決済方法を比較
決済方法の柔軟性は、代引き決済や、paypay残高のあるSTORESの方がややリードしてるかもしれません。
決済方法にこだわりがある方は、比較の対象になるかと思います。
BASEでは下記の決済をしていません。
・代引き決済(着払いでの発送もできません)
・ショップ自身の銀行口座へ直接お振り込み
・現金手渡し
・その他あらゆる送金手段でのショップ・購入者間の直接振り込みはしていないです。
BASE | STORES |
【 あと払い 】 ・Pai ID 翌月あと払い ・Pai ID 3回あと払い 【 クレジットカード決済 】 ![]() ![]() 【 コンビニ決済・Pay-easy 】 ![]() ![]() 【 キャリア決済 】 ![]() ![]() 【 銀行振込 】 三井住友銀行 【 Amazon Pay 】 【 PayPal 】 | 【 クレジットカード決済 】 ![]() ![]() 【 コンビニ決済 】 ファミリーマート / ローソン / ミニストップ / デイリーヤマザキ / セイコーマート 【 キャリア決済 】 d払い / auかんたん決済 / ソフトバンクまとめて支払い 【 銀行振込 】 【 PayPal 】 【 あと払い(ペイディ) 】 【 楽天ペイ 】 【 PayPay残高 】 【 代引き 】 【 Amazon Pay 】 |
BASEの料金に関する確認は→こちらをクリック
STORESの料金に関する確認は→こちらをクリック
BASEとSTORESの入金サイクルを比較


入金サイクルはECサイト運営で非常に大切なポイントなので、しっかり押さえておきましょう。
BASEもSTORESも「指定振込口座を登録」することを忘れないようにしましょう
BASE | STORES |
---|---|
売上は、申請から10営業日で入金。 「最速振込」なら、最短で当日(土・日・祝日をふくむ)の入金も可能。 | STORES ネットショップ では、各種手数料を差し引いた入金金額が1万円以上の場合に自動でオーナー様の口座に振込みされる。 1ヶ月の売上が1万円未満だった場合は、各種手数料を差し引いた入金金額が1万円以上になった翌月末に、STORESから指定口座に振込みされる。 |
BASEとSTORESの集客(外部連携やサービス)を比較
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BASE | STORES |
---|---|
・instagram販売 ・instagram広告 ・Google商品連携/広告 ・Youtubeショッピング連携 ・TikTok商品連携 ・noteストア ・おみせコネクト(LINE連携) ・SEO ・売上管理byFreee ・売上管理byマネーフォワード ・仕入れサイトスーパーデリバリー ・orosy(BtoB販売) ・NAWABARI(自宅の住所を使わずにショップ運営) ・タオバオ新幹線(タオバオ仕入れ・直送代行) ・広告効果測定 ・Googleコンバージョンタグ設定 ・シークレットEC | ・Instagram販売連携 ・Instagram画像連携 ・note for shopping(noteとの連携) ・おみせコネクト(LINE連携) ・ネクストエンジン連携 ・freee会計連携 ・GoQSystem連携 ・弥生会計連携 ・ラクダス連携(複数のECへの一括出品・在庫管理) ・LOGILESS連携 ・マネーフォワード連携 ・Google Analytics(アクセス情報をより詳しく分析) ・広告タグ(Google コンバージョンタグ、Facebook ピクセルなどのタグを設定) ・シークレット販売 ・アイテム限定公開 ・SSL対応 |
それぞれの集客を並べてみましたが、どちらもたくさんの外部連携機能や、販売方法があります。
STORESは、経理の外部連携が多い印象です◎
どちらも同じように機能が充実しているので、どんなサイトにしたいかの好みの問題になるかと思います。
それぞれの機能が掲載されているURLを下記に記載しておきますので、詳しくは下記からご覧になってください。



BASEは下記のようにアプリをダウンロードしたら各機能が使えるようになる仕組みになっています。


BASEの機能は→こちらをクリック
STORESの機能は→こちらをクリック
BASEがおすすめな人・STORESがおすすめな人
こんな人にはBASEがおすすめ


小規模のECサイトを始めたい方は
- おしゃれなデザインにこだわりたい
- 販売数が少なくても気軽に始めたい
- アプリで機能を柔軟に追加したい人向け
こんな人にはSTORESがおすすめ


中規模から大規模のECサイトを始めたい方は
- 将来的に本格運用・多商品販売を目指す
- 決済手数料を抑えたい(有料プラン)
- クーポン・レビューなど販促機能を使いたい人向け
まとめ|まずは無料で始めて自分に合ったサービスを選ぼう!


- どちらも無料で始められるので、まずは登録して操作性を試すのがおすすめ。
- 将来の展望(規模や売上目標)に応じて乗り換えやプラン変更も可能。
- 最初の一歩を踏み出すことが一番大切!
実際に始めてみると、決済方法や商品登録の仕方、デザインの好みなど気づくことも多いので、ぜひ無料体験で始めてみてくださいね。